上智福岡中学高等学校

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2021年4月24日

東ティモール募金

4月3日~4日にかけて大雨に見舞われた東ティモールでは洪水なども起き、大きな被害が出ています。

本校とも関わりの深いイエズス会学校イグナチオ学院でも先生がおひとり亡くなられ、生徒の教科書やノートなど勉強道具も使えない状況になっているようです。

以前本校で奉職されて、現在はイグナチオ学院にてお仕事されているイエズス会の浦神父様からのメッセージが届いています。

以下浦神父様よりのメールです。

 

ご復活祭、おめでとうございます。
ご心配のメールをいただき、ありがとうございます。
私は無事に過ごしております。

この4月3日(土)の午後から4月4日(日)にかけて東ティモール全土で豪雨があり、特に主に首都ディリでは市内で洪水が起こり甚大な被害が出ています。首都ディリは3月上旬からコロナのためにロックダウンとなっていましたが、この豪雨が拍車をかけました。もともとロックダウンで職を失い、田舎に帰りたかった人びとが、この豪雨でお金も食べ物もなくなり、ほとほと困っています。コロナまん延を警戒して政府は以前として首都ディリへの出入りを禁じているので、ディリ市内に入って様子を確認することはできません。私の住んでいるウルメラ村は比較的被害は少なかった方だと思います。それでも、インターネット不通が先ほどまで続いていましたし、昨日までは停電でした。断水はここ1ヶ月続いています。

残念ながら、本校教員1名がディリ市内で土砂崩れのため亡くなりました。生徒たちは全員無事のようです。長期にわたって授業が行われない場合の授業料やその際の給与のこと、生徒の無くしてしまった教科書や制服のことなど準備し始めています。

新学年もはじまり、春のよい季節を迎えていると思います。
どうぞお元気にお過ごしください。
浦 善孝 2021年4月8日

 

このような状況にあるイグナチオ学院のため、先週は生徒会が募金を行いました。

また今週は聖書研究会のメンバーが朝から校門に立ち、募金を呼び掛けてくれました。

多くの生徒が呼びかけに答えて募金をしてくれました。

イグナチオ学院とは毎年交流があり、2018年、2019年には生徒や先生が1週間ほど本校に滞在し、日本の学校プログラムの見学会もありました。

2019年の交流会の様子。 https://www.sophia-fukuoka.ed.jp/weekly_sophia/archives/13097

2018年の交流会の様子。 https://www.sophia-fukuoka.ed.jp/weekly_sophia/archives/11839

そのような交流もこのコロナの影響で難しい状況の中、大雨の被害を受けたということで、非常に心配しています。

 

まずは私たちのできるところから支援をしていきたいと思います。