学校がスタートして最初の3日間は午前・午後で学年を入れ替え、HRや学期はじめのテストが行われました。
木曜日からは中学2年生以上が分散登校で授業を開始、中1は特別教室に全員登校で新入生オリエンテーションでした。
緑が美しい時期になりました。まさに新緑の季節。
本校の聖母子像に見守られて生徒たちは登校してきます。
本校の聖母子像、『学園の聖母』は上智福岡と前身である泰星学園が今の輝国に移転してくるよりも以前、平尾に校舎があった時代から学園を見守ってきました。
この『学園の聖母』はマリア様がその手に糸巻きを持っている、割と珍しいタイプの聖母子像のようです。
糸巻きが描かれた聖母子像についてはレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたとされる『糸車の聖母』が有名です。本校の聖母子像もそれをモチーフに造られたものなのでしょうか。
この糸巻きは家庭生活の象徴と言われています。子どもたちの成長は学校だけでも、家庭だけでも十分ではありません。その両方があってこそだという事を再確認させられます。
コロナの対応によって、これまではご家庭の比重が大きくなっていたように思います。学校も再開しました。今一度学校とご家庭がタッグを組んで進んでいければと思います。
また「糸」というテーマは、中島みゆきの『糸』ではありませんが、生徒たちの出会いとそこから広がる可能性についても想像させられます。
縦糸と横糸の織り成す新しい可能性を見つめていきたいと思います。
さて中学1年生は全員登校で学校生活のオリエンテーションとなります。
担任・副担やクラスメートの自己紹介から始まります。
校内案内では先生に連れられて、本校の複雑な校内を回ります。
迷子にならないように‼
昼食はひとりひとり個別に食べます。
食事を共にするというのは共同体づくりの要となる時間ですが、残念ながら今は一緒に食べてはいけないとのこと。
見ていてとても悲しい気持ちになりました。
午後は体育館で学年集会。
窓を開け、間隔をあけ、校長先生のお話を聞きます。
校長先生の顔を覚えてください!
元気よく挨拶をしよう!
仲間をたくさん作ろう!
中1も6月1日から分散登校からスタートします。
クラスの半分のメンバーとはしばらく顔を合わせられませんが、再び一斉登校になる日が早く実現するようひとりひとりが予防に気を付けて生活してほしいと思います。
ところで、ふとグラウンドに目をやると野球部の顧問がひとり黙々と整備をしていました。
3か月使われていないグラウンドは雑草があちこち生えてきています。
各種大会もなくなってしまい、部活がいつ再開できるかわかりません。
でもいつ再開になってもいいように準備しています。