上智福岡中学高等学校

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2021年6月14日

福岡初!!日本初? 初めての試み

GW明けに高校2年生以下、全生徒にChromebookが行き渡りました。

早速授業で使ったり、休み時間にも絵をかいたり、気になったことを調べたりと、積極的に活用する生徒が増えました。休み時間にはYoutubeに没頭している生徒もいます。他方で自分でプログラムを組んで自作のゲームを作る生徒もいます。

できることは無限大!!ひとりひとりの意識次第で、絶大な力を発揮する武器にもなれば、自分を堕落させる麻薬にもなります。道具に善し悪しはない。使う者次第で善くも悪くもなるということをICTの導入はまざまざと見せてくれます。

自分はICTをどう使うのか、ここでも振り返りと識別が大事になります

「そのものが自分の目的に助けとなる限り、それを使用すべきであり、妨げとなる限り、それから離れるべきである」(霊操23)というイグナチオの言葉が響いてきます。

 

さて、ICTを導入していろいろなことができるようになったのだから、ひとつ大きなプログラムに挑戦してみよう!!ということで、先週木曜日、中学1年生が飯塚市立幸袋中学校とコラボしてSocial Change First(教育と探求社)に挑戦しました。

両校の生徒がZOOMとJamboardを介して、混合の30グループに分かれ、Social Change Firstのプログラムを進めていきます。

今回のお題は「日本で唯一の部活を作れ」です。

事前に1回、接続テストとオリエンテーションを行いましたが、両校の生徒は実際に顔を合わせたことはなく、すべてZOOMでコミュニケーションをとっていきます。

教室にいながら、そこにいないメンバーと話し合いを進めていく。傍から見ていると少し異様な光景ではありますが、新しい形です。

盛り上がってどんどん話し合いが進むグループもあれば、上手くコミュニケーションが取れずにオンライン上でけんかになったグループもあったようです。

アナログとデジタル、リアルとオンライン、そのハイブリットを目指して試行錯誤しないといけません。

なんだかんだありましたが、最終発表ではどのグループもしっかりと発表してくれて、こちらの予想はるかに上回る出来栄えでした。

短い時間、慣れないオンライン、難しいコミュニケーション、そんなネガティブな条件をものの見事に打開し、発表の形に仕上げてきたことに生徒たちの可能性を感じました。

今回の機会を作ってくださった幸袋中学校の古野校長先生をはじめ、関係の先生方、また当日ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

3学期には第2回が予定されていますし、今後も生徒たちの可能性を広げていくプログラムを考えていけたらと思います。