2学期も残すところ明日のみとなりました。
そして今年も主のご降誕がやってきます。街はイルミネーションに彩られ、行き交う人々も心なしかうきうきしているように感じます。
こちらもなんだかワクワクしてくる時期になりました。
本校にもクリスマスのツリーや馬小屋が置かれています。
先日中学1年生は授業の中でキャサリン・ハードウィック監督の映画『マリア』を観ました。
イエスの誕生物語を題材とした映画です。当時の社会背景が良く反映された作品であり、聖書の世界を知っているととても楽しめる作品です。
この作品を観た生徒は、「全然ジングルベルじゃない」とか「とにかくマリア様がかわいそう」とか、これまで自分たちが接してきたクリスマスとはかけ離れた聖書の物語に驚いた感想を語ってくれました。でもまさにこれが聖書の語るメッセージです。
「闇の中を歩む民は大いなる光を見、死の陰の地に影に住む者の上に、光が輝いた」
クリスマスの日に読まれる聖書の一つイザヤの預言の一節です。
深い闇の中にいるからこそ、そこにもたらされた光に希望を見いだし、顔を上げることができます。
その光こそ主イエス・キリストです。
聖書のメッセージを心に留め、私たちもこの世界の中で光となれるよう願いながら、主のご降誕を待ちたいと思います。