2016年度(第27回)福岡アジア文化賞[学術研究賞]を受賞された、アンベス・R・オカンポ氏が来校され、高校生に講演をしてくださいました。生徒も日本への原爆投下について、ドテルト大統領の麻薬対策について、フィリピンの貧富の差についてなど、ほとんど英語で活発に質問し、一つ一つについて丁寧に率直に答えていただきました。
特に、日本への原爆投下についての質問に対して、長崎の原爆記念を訪れたとき二度と原爆が使われてはいけないと思った、と述べられる一方、原爆記念館では第2次世界大戦における日本の加害については一切触れられておらず、被害を受けたフィリピン人の歴史家としては歴史の取り扱いに疑問を感じた、と述べられたのは印象的でした。