桜が綺麗に咲き誇り、2020年度が始まりました。
新型コロナの拡大で休校期間はさらに伸びておりますが、校内の桜は今年も咲き乱れています。
部活もなく、校内がひっそりと静まりかえる中、桜は今まさに満開です。
生徒たちがこの桜を見られないのが非常に残念です。
本来ですと来週には新中学1年生77期の生徒たちがこの桜の下を通って入学してきます。
しかしそれも延期となってしまいました。
77期新中1の学年スタッフをはじめ教職員一同新入生の入学を心待ちにしています。
新型コロナの拡大が収まり、早く元の日常が戻り、安心して学校生活が送れるようになることを祈っています。
さてこの先の見えない状況の中、わたしたちは一人きりで不安を抱え、時に孤独の中でそれを大きくしていってしまいます。
教皇フランシスコは3月22日の祈りの中で次のようにおっしゃっています。
「新型コロナウイルスのパンデミックに対して、全世界の祈りと思いやり、優しさで対抗していきましょう。一致を保ちましょう。独りぼっちで試練に立ち向かっている人々が、わたしたちがともにいることを感じられるようにしましょう。」(カトリック中央協議会HPより)
このような時にこそ連帯が必要になります。休校・自宅待機が長期間に及び、身体的にも精神的にもきつくなってきていることと思います。だからこそ一人にならず家族や友人たちと励ましあい支えあってこの難局を乗り越えましょう。
学校が再開したら自分は何をしたいのか、希望をもって立ち向かっていきましょう。
そしてぜひ次の祈りを心を合わせて祈っていきたいと思います。
「新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り」
いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。
(2020年4月3日 日本カトリック司教協議会認可)