すでにお知らせしている通り、本校では新型コロナウイルスの感染が広がり、現在中学2年生と中学3年生が学年閉鎖となっています。多くの方にご心配とご迷惑をおかけしてており、申し訳ございません。
該当学年のフロアは消毒され、今は静かに生徒たちが戻ってくるのを待っています。
濃厚接触の可能性がないと判断された他の学年は現在期末考査の真っ最中。
特に中学1年生は今回が初めての定期テスト。
新型コロナの不安はありますが、まずは目の前のことにしっかり取り組んでいきましょう。
どんな準備にどれだけの時間をかければ良いのか、中1にとっては初めての経験です。
ここから色々試行錯誤をして自分の勉強スタイルを確立していってほしいと思います。
ところで、本校の教育理念を支えるのはカトリックの男子修道会イエズス会です。
このイエズス会のメンバーで聖人となったアロイジオ・ゴンザガという16世紀の人物がいます。
(女子パウロ会 聖人カレンダーより https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=062101)
1568年北イタリアの出身で17歳の時にイエズス会に入会、その後修練を受けていた。
彼はもともと病弱だったが、1591年ローマでペストが流行した際に患者たちを助けたいと強く要望し、働くこととなった。
感染には注意を払っていたが、結局アロイジオも感染してしまい。同年24歳の若さで命を落としてしまった。
生前からとても高潔な人物だったらしく、1726年に聖人に列聖されました。
いまでは青少年の保護者、また伝染病罹患者の守護聖人とされています。
私たちの学校の根幹をなすイエズス会の先人として、アロイジオ・ゴンザガの病者への配慮、それを実践する勇気を私たちも持つことができたらと思います。
もちろん実際に現場に私たち自身が赴くことは難しいと思いますが、新型コロナウイルスの影響を受けている友人たち、全国、全世界の罹患者の方々の一日も早い回復と社会生活への復帰、そして治療にあたってくださる医療関係者の方々の安全をお祈りすることはできます。
心を合わせてお祈りしましょう。